5月10日、笠間稲荷神社の御神饌田において、古式ゆかしい作法のもと「御田植祭(おたうえさい)」が厳粛に執り行われました。
この神事は、その年の五穀豊穣を祈願するとともに、稲荷の大神様に日々お供えする御米(みけ)を育てるための稲苗を植える、重要な儀式です。御田植祭は、食物の恵みに感謝し、その神徳を讃える宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)様に捧げられる神聖な行事として、今もなお大切に受け継がれています。
地域の自然と信仰をつなぐこのような伝統行事を通じて、日本文化の継承と心の豊かさが育まれていくことを願っております。


